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3.5.9. Label Abort Request メッセージ

Label Abort Request メッセージは, 未完了の Label Request メッセージを中止するために使用してよい.

Label Abort Request メッセージの符号化は次のとおり:

 0                   1                   2                   3
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
|0| Label Abort Req (0x0404) | Message Length |
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
| Message ID |
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
| FEC TLV |
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
| Label Request Message ID TLV |
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
| Optional Parameters |
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+

Message ID このメッセージを識別するために使用される 32 ビット値.

FEC TLV Label Request が中止される FEC を識別する.

Label Request Message ID TLV 中止される Label Request メッセージの message ID を指定する.

Optional Parameters Label Abort Req メッセージに対して定義される任意パラメータはない.

3.5.9.1. Label Abort Request メッセージの手順​

LSR Ru は, 次の状況において, LSR Rd に送信した FEC に対する未完了の Label Request メッセージを中止するために, Label Abort Request メッセージを送信してよい:

  1. Ru のその FEC に対するネクストホップが LSR Rd から LSR X に変化した. または

  2. Ru が非マージ, 非 ingress の LSR であり, その FEC に対する Label Abort Request を上流ピア Y から受信した.

  3. Ru がマージ, 非 ingress の LSR であり, その FEC に対する Label Abort Request を上流ピア Y から受信し, かつ Y がその FEC のラベルを要求している唯一の (最後の) 上流 LSR である.

保留中の LSP に関連する資源を回収するために, LSR が未完了の Label Request メッセージを中止することを選択する他の状況もありうる. しかし, 中止メカニズムを使用するための一般的な戦略の規定は LDP の範囲を超える.

LSR が Label Abort Request メッセージを受信したとき, それが中止される Label Request に対してまだ Label Mapping メッセージまたはその他の Notification メッセージで応答していない場合, それは Label Request Aborted Notification メッセージで応答することによって中止を確認しなければならない (MUST). その Notification は, 中止された Label Request メッセージの message ID を運ぶ Label Request Message ID TLV を含まなければならない (MUST).

LSR が, 問題の Label Request に対して Label Mapping メッセージまたは Notification メッセージで応答した後に Label Abort Request メッセージを受信した場合, それはその中止要求を無視する.

LSR が, Label Request を中止するために Label Abort Request メッセージを送信した後に, その Label Request メッセージに応答する Label Mapping メッセージを受信した場合, その Label Mapping メッセージ内のラベルは有効である. LSR はそのラベルを使用することを選択しても, Label Release メッセージでそれを解放してもよい.

Label Request メッセージを中止する LSR は, ピアから次のいずれかを受信するまで, その Label Request メッセージの Message ID を再利用してはならない:

  • 中止を確認する Label Request Aborted Notification メッセージ,

  • 中止されつつある Label Request メッセージに応答する Label Mapping メッセージ,

  • 中止されつつある Label Request メッセージに応答する Notification メッセージ (例えば Loop Detected, No Label Resources など).

遅延したピアや欠陥のあるピア実装から自身を保護するために, LSR は上記の受信をタイムアウトさせることを選択してよい. タイムアウト期間は比較的長く (数分) すべきである. ピアから応答がないままタイムアウト期間が経過した場合, LSR はその Label Request メッセージの Message ID を再利用してよい. そうする場合, それは未完了の Label Request および Label Abort メッセージの記録も破棄すべきである.

Label Abort Request メッセージへの応答は決して「順序付けられない (ordered)」ことに注意されたい. すなわち, その応答は, 中止されつつある LSP 設定の下流の状態に依存しない. Label Abort Request メッセージを受信する LSR は, LSP の下流の状態にかかわらず, それを直ちに処理しなければならず (MUST), 適宜, Label Request Aborted Notification で応答するか, またはそれを無視する.