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1. はじめに

本書は、提案された Telnet プロトコルの第一次案 (first cut) を記述したものである。Telnet はユーザのサイト (user's site) で動作するプロセスであり、タイプライター式の端末を用いて、ARPA ネットワーク上のリモートのサーバサイト (server site) から対話型サービスを受けられるようにするものである。本書の動機は、ネットワーク情報センター (Network Information Center, NIC) へのオンラインアクセスを可能にするプロトコルの仕様を定める必要があったことにある。ネットワーク情報センターで稼働しているオンラインシステムを、本書では NLS(NIC) と呼ぶ。NIC へのアクセスに関する仕様を定めるという問題について考察するにあたり、われわれは自らの考えを一般化し、われわれのシステムと特徴が似た他のシステムにも適用できるようにすることを試みた。ここに述べた要件のすべてに適合することが難しい、他の端末のハードウェア・ソフトウェアの使用形態が存在することは認識しており、したがって、最終的な Telnet プロトコルは本 NWG/RFC に述べたものとは異なることになろう。われわれがいずれ認めざるを得なくなるであろう結論は、ネットワークへの接続は、モニタや端末制御ハードウェアにおいて端末とその文字ストリームを扱う、より標準的な方法へとわれわれを向かわせるかもしれない、というものである。それまでの間、本書および同じ主題に関する執筆中の他の論文が、NWG 小委員会による各サイトのハードウェア・ソフトウェア要件の調査と相まって、初期の標準的なネットワーク Telnet プロトコルの合意を迅速にもたらすことを期待する。ユーザをできるだけ早くネットワークに参加させることが重要であり、それによってはじめて対話的なネットワーク利用が、ネットワークプロトコルのさらなる進化の方向性を示してくれるからである。続いていくつかの設計問題を概説し、次に NLS(NIC) のようなシステムへのアクセスに関するこれらの問題を解決するためのいくつかの取り決め (conventions) を提案し、さらに研究を要するいくつかの問題を指摘する。NLS(NIC) へのアクセスに関する提案済みの取り決めは附属書 A にまとめられている。