4.6. Specification Required (仕様必須)
4.6. Specification Required (仕様必須)
Specification Required (仕様必須) ポリシーでは, designated expert (指定専門家, 第 5 節参照) によるレビューと承認が必要であり, 値とその意味は, 独立した実装間の相互運用性が可能になる十分な詳細さで, 永続的かつ容易に利用可能な公開仕様に文書化されなければならない. このポリシーは Expert Review と同じだが, 正式な公開仕様という追加要件がある. そのような要求の通常のレビューに加えて, 指定専門家は公開仕様をレビューし, それが十分に安定かつ永続的であり, 相互運用可能な実装を可能にするほど明確で技術的に健全であるかを評価する.
"永続的かつ容易に利用可能" の意図は, IANA が要求された値を割り当ててから長い時間が経った後でも, その文書を見つけて取得できると合理的に期待できることである. RFC の公開はこの要件を満たす理想的な手段だが, Specification Required は非公式文書を含め, RFC 経路の外で公開された文書の場合も対象とすることを意図している.
RFC 公開の場合でも, 指定専門家による正式なレビューは要求されるが, 通常の RFC レビュープロセスが相互運用性に必要なレビューを提供することが期待される. 指定専門家のレビューは依然として重要であるが, IETF コンセンサスがある場合には専門家が "in the rough" であることもあり得る点にも注意が必要である (第 5.4 節の最後の段落も参照).
Expert Review (第 4.5 節) と同様に, レジストリを定義する際には指定専門家への明確な指針を提供するべきであり, 第 5 節を十分に理解することが重要である.
このポリシーを指定する場合は, 単に "Specification Required" という用語を使用する. 一部の仕様では "Expert Review with Specification Required" と呼んでいるが, これは混乱を招くだけである.
例:
- Diffserv-aware TE Bandwidth Constraints Model Identifiers [RFC4124]
- TLS ClientCertificateType Identifiers 64-223 [RFC5246]
- ROHC Profile Identifiers [RFC5795]