5. アソシエーションの初期化
本章では、SCTP アソシエーションの確立について述べる。
5.1. アソシエーションの通常の確立
確立は 4 ウェイ・ハンドシェイクを用いる。
- 待機中のサーバは INIT を受信し、State Cookie を含む INIT ACK で応答する。
- クライアントはクッキーを含む COOKIE ECHO を送信する。
- サーバは COOKIE ACK で応答する。
- アソシエーションは ESTABLISHED 状態に遷移する。
5.2. 重複または予期せぬ INIT/INIT ACK/COOKIE ECHO の処理
- ESTABLISHED 状態で受信した INIT は INIT ACK を引き起こし、アソシエーションを再初期化する。
- 予期せぬ INIT ACK は無視される。
- 重複した COOKIE ECHO は状態を再作成せず COOKIE ACK で確認される。
- 無効なクッキーを持つ COOKIE ECHO は ABORT を引き起こす。
5.3. その他の初期化の問題
Initiate Tag、a_rwnd、ストリーム数、初期 TSN の値は検証される。認識されないパラメータは 3.2.2 節の報告規則に従う。
5.4. パス検証
確立後、端点はデータ転送の準備ができたと宣言する前に、ハートビートによりプライマリパスの到達性を検証しなければならない。