1. 概要 (Overview)
本文書は、MPLSデータプレーン上でセグメントルーティング (Segment Routing, SR) [RFC8667] のためのIS-IS拡張を管理するために使用できるデバイスYANGデータモデル [RFC7950] を定義します。これは、IS-IS YANGデータモデル [RFC9130] の拡張 (Augmentation) です。
1.1. ツリー図 (Tree Diagrams)
本文書では、[RFC8340] で定義されているデータモデルのグラフィカル表現を使用します。
YANGモジュールの概要
ietf-isis-sr-mpls データモデルは、IS-IS SR MPLS拡張を設定するためのデータノードと、MPLS SRをサポートするために必要なIS-ISリンクステートプロトコルデータユニット (Link State Protocol Data Units, LSP) への追加の両方を定義します。
主要機能
このYANGモジュールは、以下の主要機能を提供します:
- セグメントルーティングの有効化 - IS-ISのセグメントルーティング機能を有効化および設定します
- マッピングサーバーポリシー - セグメントルーティングマッピングサーバー (Segment Routing Mapping Server, SRMS) ポリシーを設定します
- IP高速リルート - トポロジ独立ループフリー代替経路 (Topology Independent Loop-Free Alternate, TI-LFA) を含む、セグメントルーティングベースの高速リルートメカニズムを設定します
モジュールの依存関係
IS-IS SR MPLS YANGモジュールは、以下のサポートを必要とします (必須である):
- ベースSRモジュール [RFC9020] - 特定のルーティングプロトコル設定から独立したグローバルSR管理を定義します
- IS-ISベースモデル [RFC9130] - 基本的なIS-IS設定と状態を定義します
データノードの構成
このモジュールは、以下のデータノードを定義します:
- 設定ノード (Configuration Nodes) - IS-IS SR MPLS拡張を設定するために使用されます
- 状態ノード (State Nodes) - MPLS SRをサポートするために必要なIS-IS LSPへの追加情報を提供します
このYANGモデルを通じて、ネットワーク管理者は標準化された方法でIS-ISネットワークのセグメントルーティング機能を設定および管理でき、より柔軟で効率的なトラフィックエンジニアリングが可能になります。