2.2.5. リクエストターゲット (Request Target)
2.2.5. リクエストターゲット (Request Target)
@request-target 派生コンポーネントは, [HTTP] の 7.1 節で定義されるとおり, HTTP リクエストメッセージの完全なリクエストターゲットを指す. リクエストターゲットのコンポーネント値は, 後述のとおりリクエストの種類によって異なる形を取り得る.
HTTP/1.1 では, コンポーネント値はリクエスト行のリクエストターゲット部分と等価である. ただし, 他のバージョンの HTTP ではこの値を確実に構築するのはより困難である. したがって, 1.1 以外の HTTP バージョンが用いられる可能性がある場合にこのコンポーネントを使用することは推奨されない (NOT RECOMMENDED).
オリジン形式 (origin form) の値は, リクエスト URL の絶対パスとクエリコンポーネントの組合せである.
例えば, 次のリクエストメッセージ:
POST /path?param=value HTTP/1.1 Host: www.example.com
は次の @request-target コンポーネント値となる:
/path?param=value
および次の署名ベース行となる:
"@request-target": /path?param=value
完全修飾ターゲット URI を含む絶対形式 (absolute-form) の値を伴う HTTP プロキシへの次のリクエスト:
GET https://www.example.com/path?param=value HTTP/1.1
は次の @request-target コンポーネント値となる:
https://www.example.com/path?param=value
および次の署名ベース行となる:
"@request-target": https://www.example.com/path?param=value
ターゲットのホストとポートを含むオーソリティ形式 (authority-form) の値を伴う次の CONNECT リクエスト:
CONNECT www.example.com:80 HTTP/1.1 Host: www.example.com
は次の @request-target コンポーネント値となる:
および次の署名ベース行となる:
"@request-target": www.example.com:80
単一のアスタリスク (*) 文字を含むアスタリスク形式 (asterisk-form) の値を伴う次の OPTIONS リクエストメッセージ:
OPTIONS * HTTP/1.1 Host: www.example.com
は次の @request-target コンポーネント値となる:
および次の署名ベース行となる:
"@request-target": *