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1. はじめに

BGP 仕様 [RFC4271] は、決定プロセスによって選択されたルートを他の BGP スピーカーに通告するための更新送信プロセスを定義している。同一アドレス・プレフィックスまたはネットワーク層到達可能性情報 (NLRI) に対して複数のパスを通告することを可能にする規定はない。実際、以前に通告されたルートと同じ NLRI を持つルートは、以前の通告を暗黙的に置き換える。

本書は、新しいパスが以前のパスを暗黙的に置き換えることなく、同一アドレス・プレフィックスに対して複数のパスを通告できるようにする BGP 拡張を定義する。この拡張の本質は、各パスがアドレス・プレフィックスに加えてパス識別子によって識別されることである。

追加パスの利用可能性は、持続的なルート・オシレーション [RFC3345] の削減または排除に役立つ。また、潜在的な代替または バックアップ・パスをそれぞれ提供することにより、ネットワークにおける最適ルーティングおよびルーティング収束に役立つ。

1.1. 要件の仕様

本書におけるキーワード "MUST", "MUST NOT", "REQUIRED", "SHALL", "SHALL NOT", "SHOULD", "SHOULD NOT", "RECOMMENDED", "MAY", "OPTIONAL" は、[RFC2119] で説明されているように解釈されるものとする。