3. PIM-SM Protocol Overview (PIM-SM プロトコル概要)
このセクションは PIM-SM の動作の概要を提供します。これは PIM-SM がどのように機能するかの紹介を意図しており, 最終的なものではありません。最終的な仕様については, セクション 4 を参照してください。
PIM は, ルーティングテーブルにルートを入力するために, 基礎となるトポロジー収集プロトコルに依存しています。このルーティングテーブルは, マルチキャストルーティング情報ベース (Multicast Routing Information Base, MRIB) と呼ばれます。このテーブル内のルートは, ユニキャストルーティングテーブルから直接取得される場合もあれば, MBGP [10] などの別個のルーティングプロトコルによって提供される場合もあります。作成方法に関係なく, PIM プロトコルにおける MRIB の主な役割は, 各宛先サブネットへのマルチキャスト対応パスに沿った次ホップルーターを提供することです。MRIB は, PIM Join/Prune メッセージが送信される次ホップネイバーを決定するために使用されます。データは Join メッセージの逆パスに沿って流れます。したがって, データパケットがあるサブネットに到達するために取る次ホップを指定するユニキャスト RIB とは対照的に, MRIB は逆パス情報を提供し, マルチキャストデータパケットがその起点サブネットから MRIB を持つルーターまで取るパスを示します。
RFC 1112 [3] のサービスモデルを実装するすべてのマルチキャストルーティングプロトコルと同様に, PIM-SM は, ソースと受信者のいずれもが事前に他方の存在を知らない状態で, ソースから受信者にデータパケットをルーティングできる必要があります。これは基本的に 3 つのフェーズで行われますが, 送信者と受信者はいつでも参加および離脱する可能性があるため, 3 つのフェーズすべてが同時に発生する可能性があります。