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6.1. Diameter リクエストルーティング概要 (Diameter Request Routing Overview)

6.1. Diameter リクエストルーティング概要 (Diameter Request Routing Overview)

リクエストは, Destination-Realm AVP と Destination-Host AVP の次の 3 つの組み合わせのいずれかで最終目的地へ送られる:

  • プロキシできないリクエスト (CER など) は, Destination-Realm AVP と Destination-Host AVP のいずれも含んではならない (MUST NOT).

  • 特定の realm を扱うホームサーバへ送るが特定サーバを指定しないリクエスト (往復シリーズの最初のリクエストなど) は, Destination-Realm AVP を含まなければならず (MUST), Destination-Host AVP を含んではならない (MUST NOT). Diameter クライアントでは, Destination-Realm AVP の値は User-Name AVP などから取得してよい (MAY).

  • それ以外で, 与えられた realm を扱うホームサーバのうち特定の 1 台へ送るリクエストは, Destination-Realm AVP と Destination-Host AVP の両方を含まなければならない (MUST).

Destination-Host AVP は, リクエスト先が固定される次の場合に前述のとおり用いられる:

  • 複数往復にまたがる認証リクエスト.

  • 送信元と最終目的地間で共有される事前確立セッション鍵を用いるセキュリティ機構を使う Diameter メッセージ.

  • 特定の Diameter クライアント (アクセス装置など) が受け取らなければならない (MUST) サーバ起点メッセージ (例: 特定ユーザのセッション終了を求める Abort-Session-Request).

エージェントは, Destination-Host AVP に記述されたホストが自ピアテーブル (第 2.6 節) に含まれる場合にのみそのホストへリクエストを転送できる. それ以外は Destination-Realm のみに基づきルーティングされる (第 6.1.6 節).

メッセージ受信時の処理順は次のとおり:

  • ローカルホスト宛てなら第 6.1.4 節の手順に従う.

  • ローカルホストが直接通信できる Diameter ピア宛てなら第 6.1.5 節の手順に従う. これを「リクエスト転送 (Request Forwarding)」という.

  • 第 6.1.6 節の手順に従う. これを「リクエストルーティング (Request Routing)」という.

  • いずれも成功しなければ, Result-Code を DIAMETER_UNABLE_TO_DELIVER にし 'E' ビットをセットしたアンサーを返す.

管理ドメイン内で Diameter メッセージのルーティングを機能させるには, その realm 内のすべての Diameter ノードがピアでなければならない (MUST).

本節 (6.1) の概要は実装者向けの一般的指針である. 第 6.1.1 から 6.1.9 節の要件に適合する限り, ここに書かれた方法以外でもよい. エラー処理の詳細は第 7 節を参照.