メインコンテンツまでスキップ

5. RFC 2205 への重要な修正 (Essential Correction to RFC 2205)

本節では、IPv6 フローラベルフィールドの使用に関する RFC 2205 (RSVP) への重要な修正を提供します。

背景 (Background)

RFC 2205 はリソース予約プロトコル (Resource Reservation Protocol, RSVP) を定義しており、IPv6 フローラベルフィールドの使用に関する規定が含まれています。しかし、RFC 2205 の元の仕様には現在のフローラベル仕様と互換性のない要件が含まれています。

修正 (Correction)

RFC 2205 の第 3.1.8 節では、RSVP がフローを識別するためにフローラベルフィールドを使用できると述べています。しかし、そのテキストは RSVP がフローラベルフィールドを変更できることを示唆しており、これはフローラベルが送信元ノードによって設定されなければならず (MUST)、中間ノードによって変更されてはならない (MUST NOT) という要件と矛盾します。

本文書は以下を明確にします。

  1. RSVP フローラベルの使用: RSVP は送信元アドレスと宛先アドレスおよびその他の関連フィールドと組み合わせて、フロー識別メカニズムの一部としてフローラベルフィールドを使用してもよいです (MAY)。

  2. 変更の禁止: RSVP ノードはフローラベルフィールドを変更してはなりません (MUST NOT)。フローラベル値は送信元ノードによって設定されなければならず (MUST)、宛先まで変更されずに渡されなければなりません (MUST)。

  3. シグナリング: RSVP はフローに使用するフローラベル値をシグナリングしてもよいですが (MAY)、このシグナリングは使用する値を送信元ノードに通知するためのものであり、転送中にフローラベルを変更するためのものではありません。

RSVP 実装への影響 (Impact on RSVP Implementation)

IPv6 フローラベルを使用する RSVP 実装は、この修正に準拠するよう更新しなければなりません (MUST)。具体的には:

  • RSVP ルーターは IPv6 パケットのフローラベルフィールドを変更してはなりません (MUST NOT)。
  • RSVP PATH および RESV メッセージはフローラベル値に関する情報を含んでもよいですが (MAY)、これは情報提供目的のみです。
  • フローラベル値の設定は、RSVP を使用する場合でも送信元ノードの責任です。