5.2. Payload Structures (ペイロード構造)
5.2. Payload Structures (ペイロード構造)
本ペイロード形式は 3 種類の基本ペイロード構造を定義する。受信者は RTP パケットペイロードの先頭バイトでペイロード構造を識別できる。このバイトは RTP ペイロードヘッダとして兼用され, 場合によってはペイロードの先頭バイトでもある。常に NAL ユニットヘッダとして構成される。NAL ユニットタイプフィールドがどの構造かを示す。可能な構造は次のとおり。
単一 NAL ユニットパケット (Single NAL Unit Packet): ペイロードに単一の NAL ユニットのみを含む。NAL ヘッダのタイプフィールドは元の NAL ユニットタイプ, すなわち 1 から 23 まで (両端含む) である。セクション 5.6 で規定。
集約パケット (Aggregation Packet): 複数の NAL ユニットを 1 つの RTP ペイロードに集約するパケットタイプ。4 バージョンがある: 単一時刻集約パケットタイプ A (STAP-A), タイプ B (STAP-B), 16 ビットオフセットの多時刻集約パケット (MTAP16), 24 ビットオフセットの MTAP (MTAP24)。STAP-A, STAP-B, MTAP16, MTAP24 に割り当てられる NAL ユニットタイプ番号はそれぞれ 24, 25, 26, 27 である。セクション 5.7 で規定。
フラグメント化ユニット (Fragmentation Unit): 単一 NAL ユニットを複数 RTP パケットに分割する。FU-A と FU-B の 2 バージョンがあり, NAL ユニットタイプ番号 28 と 29 で識別される。セクション 5.8 で規定。
参考注: 本仕様は単一 NAL ユニットパケットおよびフラグメント化ユニットにカプセル化される NAL ユニットのサイズを制限しない。いずれの集約パケットにカプセル化される NAL ユニットの最大サイズは 65535 バイトである。
表 1 は, これらの NAL ユニットがそれぞれ直接パケットペイロードとして用いられる場合の NAL ユニットタイプと対応する RTP パケットタイプをまとめたもので, タイプは本メモで説明する。
表 1. NAL ユニットタイプと対応パケットタイプの概要
| NAL ユニットタイプ | パケットタイプ | パケットタイプ名 | セクション |
|---|---|---|---|
| 0 | 予約 | - | |
| 1-23 | NAL ユニット | 単一 NAL ユニットパケット | 5.6 |
| 24 | STAP-A | 単一時刻集約パケット | 5.7.1 |
| 25 | STAP-B | 単一時刻集約パケット | 5.7.1 |
| 26 | MTAP16 | 多時刻集約パケット | 5.7.2 |
| 27 | MTAP24 | 多時刻集約パケット | 5.7.2 |
| 28 | FU-A | フラグメント化ユニット | 5.8 |
| 29 | FU-B | フラグメント化ユニット | 5.8 |
| 30-31 | 予約 | - |