1. Introduction (序論)
本文書は、シリアライゼーションやアプリケーション形式に依存しない型付きリンクのフレームワークを定義します。型付きリンクの概念はHTMLとAtomに存在していましたが、本仕様は統一的なアプローチを提供します。
主な目的
統一されたリンクフレームワーク
- 異なる形式間で共通のWebリンクフレームワークを確立
- Atomのリンク関係レジストリをより広い範囲で再定義
- HTMLで定義された関係をレジストリに組み込む
HTTP Linkヘッダー
- Linkヘッダーフィールド (Link HTTP Header Field) を再規定(元々はRFC 2068で定義)
- 後方互換性のある構文を提供
- コンテンツ形式に依存しないHTTPヘッダーでのリンク表現を可能にする
背景
歴史的な文脈:
- HTMLは
<link>要素を通じて型付きリンクをサポート - Atomはフィードレベルのリンクとして
atom:linkを導入 - RFC 2068でLinkヘッダーが定義されたが、実装経験不足によりRFC 2616で削除
現在のニーズ:
- 複数の形式でリソース間の関係を表現する必要性
- コンテンツのシリアライゼーションから独立したリンクの必要性
- リンク関係タイプの断片化を防ぐための統一レジストリ
ユースケース
- 形式の独立性: JSON、XML、HTMLなど複数の表現を持つリソースがリンクセマンティクスを共有可能
- HTTPヘッダーリンク: メッセージ本文を解析せずに関係を伝達
- レジストリの統合: リンク関係タイプの単一の権威的な情報源
関連セクション:
- Section 3: Links (リンク)
- Section 4: Link Relation Types (リンク関係タイプ)
- Section 5: Link Header Field (Linkヘッダーフィールド)