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4.4.3.5. Inter-Area-Router-LSAs (エリア間ルータLSA)

エリア間ルータLSAのLSタイプは値0x2004に設定されます. エリア間ルータLSAはエリアフラッディングスコープ (Area Flooding Scope) を持ちます. IPv4では、エリア間ルータLSAはタイプ4サマリーLSA (Type 4 Summary-LSAs) と呼ばれていました. 各エリア間ルータLSAは、エリアの外部にあるが自律システム (Autonomous System) 内部の宛先OSPFルータ (すなわち、AS境界ルータ (ASBR)) へのパスを記述します.

IPv6でエリア間ルータLSAを生成する手順は、[OSPFV2]のセクション12.4.3に記載されているIPv4手順と同じですが、次の例外があります:

  • エリア間ルータLSAのリンク状態ID (Link State ID) は、宛先ルータのOSPFルータIDではなくなり、現在は同じルータによって生成された複数のエリア間ルータLSAを区別するためにのみ機能します. 宛先ルータのルータIDは現在LSA本体内にあります.

  • エリア間ルータLSA内のオプション (Options) フィールドは、宛先ルータ自身のルータLSAに含まれるオプションフィールドと等しく設定する必要があります. したがって、オプションフィールドは宛先ルータがサポートする機能を記述します.

例として、[OSPFV2]の図6に描かれているOSPF自律システムを考えてみましょう. ルータRT4は、宛先ルータRT7に対して次のエリア間ルータLSAをエリア1に生成します.

; AS境界ルータRT7のエリア間ルータLSA
; ルータRT4によってエリア1に生成

LS age = 0 ; 新規(再)生成
LS type = 0x2004 ; エリア間ルータLSA
Advertising Router = 192.0.2.4 ; RT4のID
Options = (V6-bit|E-bit|R-bit) ; RT7の機能
Metric = 14 ; RT7へのコスト
Destination Router ID = Router RT7's ID