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1. はじめに

本来の定義では、BGP は単一の AS 内のすべての BGP スピーカーがフル・メッシュであることを要求する。その結果、AS 内に n 個の BGP スピーカーがある場合、n*(n-1)/2 個の一意の内部 BGP(IBGP)セッションが必要となる。この「フル・メッシュ」要件は、今日の多くのネットワークで一般的であるように、自律システム内に多数の IBGP スピーカーが存在する場合、明らかにスケーリングしない。

このスケーリングの問題は十分に文書化されており、[RFC2796] や [RFC1863]([RFC4223] により historic になった)など、これを緩和するためのいくつかの提案がなされてきた。本書は、「フル・メッシュ」の必要性を緩和する別の代替案を提示するものであり、「BGP 自律システム・コンフェデレーション(Autonomous System Confederations for BGP)」、あるいは単に「BGP コンフェデレーション」として知られている。また、BGP コンフェデレーションはルーティング・ポリシー制御の改善を提供する可能性があることも観察されている。

本書は [RFC3065] の改訂版であり、これを廃止する。[RFC3065] 自体も [RFC1965] の改訂版であった。本書には、BGP コンフェデレーションの広範な実装と運用経験に基づき、編集上の変更、用語の明確化、およびより明示的なプロトコル仕様が含まれている。

1.1. 要件の仕様

本書におけるキーワード "MUST", "MUST NOT", "REQUIRED", "SHALL", "SHALL NOT", "SHOULD", "SHOULD NOT", "RECOMMENDED", "MAY", "OPTIONAL" は、RFC 2119 [RFC2119] で説明されているように解釈されるものとする。

1.2. 用語

AS コンフェデレーション(AS Confederation) ローカル BGP コンフェデレーションのメンバーではない BGP スピーカーに対して、単一の AS 番号として表現され、アドバタイズされる自律システムの集合。

AS コンフェデレーション識別子(AS Confederation Identifier) BGP コンフェデレーション全体を識別する、外部から見える自律システム番号。

メンバー自律システム(Member Autonomous System, メンバー AS) 特定の AS コンフェデレーションに含まれる自律システム。「メンバー自律システム(Member Autonomous System)」と「メンバー AS(Member-AS)」は、本書全体を通して完全に交換可能に使用されることに注意。

メンバー AS 番号(Member-AS Number) BGP コンフェデレーション内でのみ見える自律システム番号の識別子であり、そのコンフェデレーション内のメンバー AS を表すために使用される。