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5.3. 受信側での関連付け (Association at the Receiver)

複数のオリジナルおよび再送ストリームを受信する受信者は, 各再送ストリームをそのオリジナルストリームに関連付ける必要がある. 関連付けはセッション多重化か SSRC 多重化かに応じて異なる方法で行う.

セッション多重化を用いる場合, 受信者は 2 セッション間で同一 SSRC を持つ 2 ストリームを関連付ける. 複数のメディアストリームが同一ペイロード型の値を持ちうるため, ペイロード型フィールドで関連付けを行ってはならない. 2 セッション自体は帯域外で関連付けられる. 2 セッションのグループ化を SDP で行う方法は 8 節を参照.

SSRC 多重化を用いる場合, 受信者はまずセッション内で同一 CNAME を持つ 2 ストリームを探すべきである. 場合によっては, 同一セッション内の複数のオリジナルストリームが同一 CNAME を共有しうるため, CNAME だけでは関連付けを決定できない. 例えば, 同一動画セッション内に異なる SSRC にマッピングされる複数の動画ストリームがあり, 同一 CNAME および同一ペイロード型 (PT) の値を用いうる. これらのストリームのそれぞれ (または一部) に関連する再送ストリームが存在しうる.

この場合, 同一 CNAME を持つオリジナルと再送ストリーム間の関連付けを見つけるため, 受信者は SHOULD で次のように振る舞うべきである.

一般に, 受信者が以前に送った再送要求に一致する再送パケットを受信したときに関連付けを解決できる. 以前に要求したオリジナルシーケンス番号を持つ再送パケットを受信すると, 受信者は再送パケットの SSRC が, パケットを要求した送信元 SSRC に関連付けられると導出できる.

しかし, セッション内の 2 つの異なるオリジナルストリームについて, 同一パケットシーケンス番号に対する未処理の要求が 2 つあると, この仕組みは失敗しうる. 初期パケットシーケンス番号はランダムであるため, 同一シーケンス番号に対する未処理の要求が 2 ストリームで同時に存在する確率は非常に小さいことに注意. それでもユニキャストで曖昧さを避けるため, 関連付けが解決される前に, 受信者は MUST NOT で, 2 つの異なるオリジナルストリーム間で同一パケットシーケンス番号に対する未処理の要求を 2 つ同時に持ってはならない. マルチキャストでは, 別の受信者が別ストリームから同一シーケンス番号を要求しうるため, この曖昧さを完全には避けられない. したがって, マルチキャストセッションでは SSRC 多重化を MUST NOT で用いてはならない.

受信者が 2 送信者が同一 SSRC を用いていることを検出した場合, または RTCP BYE パケットを受信した場合, MUST で当該 SSRC に対する再送要求を停止しなければならない. 新しい SSRC を持つオリジナル RTP パケットを受信した場合, 受信者は MUST で本節に記述したとおり SSRC 関連付けを再度行わなければならない.