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5. AVP と AVPF 実体の相互運用と共存

本ドキュメントで定義する AVPF プロファイルは [2] の AVP プロファイルの拡張である. 両者は同じ基本規則 (RTCP の帯域上限および送信者/受信者への帯域割当を含む) に従う. したがって, どちらかのプロファイルを用いる送信者と受信者を 1 つのセッションに混在させてよい (セクション 4.4 の例 3).

AVP と AVPF は, 堅牢性の観点から, RTP 実体が相手側プロファイルの存在を意識する必要がないよう定義されている: 互いの動作を妨げない. ただし提示されるメディアの品質は損なわれうる.

結合セッションにおける送信者と受信者への考慮事項は次のとおり.

  • AVP 実体 (送信者および受信者)

    AVP 送信者は AVPF 受信者からの RTCP フィードバックパケットを受信し, それらを無視する. AVPF 実体による RTCP メッセージの間隔詰め (5 秒規則違反など) を時折観測する. 両タイプが全体帯域制約を守る限り, それぞれ RTCP 帯域の割当は得られる. AVP 実体は 5 秒規則に縛られる一方, グループサイズとセッション帯域に応じて AVPF 実体は AVP より頻繁な RTCP 報告を行いうる. また AVPF は追加 RTCP を含むため複合パケットが大きくなり, 全体の報告量はわずかに減ることがある.

    T_rr_interval を Regular RTCP 間の下限として用い, T_rr_interval が十分大きい (例: [1] のセクション 6.3.5 の M*Td より大きい), かつ AVPF 実体が Early RTCP を送らない場合, AVP 実体は誤って AVPF メンバをタイムアウトしグループサイズを過小評価しうる. したがって AVP 実体が関与しうるメディアセッションでは, T_rr_interval は 5 秒を超えないことが望ましい (SHOULD NOT be larger than five seconds).

  • AVPF 実体 (送信者および受信者)

    動的に計算された T_rr が十分小さい (例: 1 秒未満) 場合, AVPF 実体は誤って AVP メンバをタイムアウトしグループサイズを過小評価しうる. したがって AVP 実体が関与しうる場合, T_rr_interval を用い, 5 秒に設定することが望ましい (SHOULD).

    まとめると, AVP 実体が関与しうるメディアセッションで T_rr_interval を用いる場合, 5 秒に設定することが望ましい (SHOULD).

  • AVPF 送信者

    AVPF 送信者は AVPF 受信者からのみフィードバック情報を受け取る. フィードバックに依存して目標メディア品質を達成する場合, AVP 受信者に対する品質は最適でない可能性がある.

  • AVPF 受信者

    メディアセッション内のすべての送信実体が AVPF を支持するときに限り Early RTCP フィードバックを送ることが望ましい (SHOULD). AVPF 受信者は混合モードのセッションでも [1] および [2] のタイミング規則に従い Regular な複合 RTCP の一部としてフィードバック情報を送ってもよい (MAY). ただしフィードバックを提供する受信者は, 送信者がフィードバックに反応することを当てにしてはならない (MUST NOT).