2. RTP および RTCP パケット形式とプロトコル動作
2.1. RTP
以下に述べるものを除き, [2] で定義された規則は本プロファイルにも適用される.
RTCP パケットタイプ (RTCP packet types):
追加の RTCP パケットタイプが 2 つ登録され, フィードバック情報を伝える対応する FB メッセージは本メモのセクション 6 で定義される.
RTCP レポート間隔 (RTCP report intervals):
本ドキュメントは RTCP レポート間隔に影響する 3 つの動作モードを記述する (本メモのセクション 3.2 参照). Regular RTCP モードでは, 同一 RTP エンティティからの 2 つの RTCP レポートとの間の推奨最小間隔 5 秒を除き, [1] のすべての規則が適用される. Immediate Feedback および Early RTCP の両モードでは, 2 つの RTCP レポート間の 5 秒最小間隔は廃止され, さらに FB メッセージを含む RTCP パケット (本メモのセクション 4 で定義) を送信する場合は本メモのセクション 3 の規則が追加で適用される.
[1] の規則は, 異なるパラメータ (例: 送信者と受信者にそれぞれ割り当てる RTCP の帯域共有) を指定するセッション記述によって上書きされうる. Session Description Protocol (SDP) [3] を用いて定義されたセッションでは, [4] の規則が適用される.
輻輳制御 (Congestion control):
[2] に詳述されるのと同じ基本規則が適用される. さらにセクション 7 では, フィードバックの影響と送信者の FB メッセージへの反応について追加の考察を行う.
2.2. 下位トランスポートプロトコル (Underlying Transport Protocols)
RTP は UDP および Datagram Congestion Control Protocol (DCCP) を含む非信頼トランスポートプロトコルの上で用いられることを意図している. 本節では, 本メモで規定される RTCP フィードバックによって, 素の RTP 動作を超えて導入される点を簡潔に述べる.
UDP: UDP はポイントツーポイントおよびマルチキャスト通信に対してベストエフォートのデータグラム配送を提供する. UDP は輻輳制御や誤り修復をサポートしない. 本メモで定義される RTCP ベースのフィードバックは, 限定的な誤り修復に対する最小限の支援を提供できる. RTCP フィードバックが十分に小さな時間尺度 (RTT 程度) で動作することが保証されないため, RTCP フィードバックは輻輳制御の支援には適さない. 本メモはユニキャストとマルチキャストの両方を扱う.
DCCP: DCCP [19] はユニキャスト通信に対して輻輳制御付きだが非信頼なデータグラムフローを提供する. TCP Friendly Rate Control (TFRC) ベース [20] の輻輳制御 (CCID 3) を用いると, DCCP は特に音声・ビデオ通信に適している. DCCP の確認応答メッセージは, 受信および未受信のデータグラム (したがって輻輳) について詳細なフィードバック報告を提供しうる.
RTP を DCCP の上で動かす場合, 輻輳制御は DCCP 層で行われ, RTP 層に追加の機構は不要である. さらに, RTCP フィードバック対応の送信者はより頻繁な DCCP ベースのフィードバックを活用でき, 受信者は適切な場合に (追加の) Generic Feedback メッセージを使わないことができる.