10. RFC 2327 からの変更点の概要 (Summary of Changes from RFC 2327)
RFC 4566 は RFC 2327 と RFC 3266 を廃止します。本節では RFC 2327 と比較した主な変更点を概説します。
主な変更点
規範的参照
- 他の RFC への参照を更新し、規範的文書の現在バージョンを使用
- RFC 3986(URI 構文)への参照を追加
国際化ドメイン名 (IDN)
- 国際化ドメイン名は ASCII 互換エンコーディング (ACE) 形式を使用しなければならない (MUST) ことを明確化
- SDP での UTF-8 やその他のエンコーディングによる IDN の直接使用を禁止
メディアタイプ登録
- 「application/sdp」メディアタイプの登録情報を更新
- エンコーディングの考慮事項とセキュリティの考慮事項を明確化
ABNF 文法
- 現在の実践を反映するよう ABNF 文法を更新
- 一部の文法規則の細かいエラーを修正
- RFC 4234(現在は RFC 5234)の ABNF 表記法を使用
セキュリティの考慮事項
- セキュリティの考慮事項の章を拡張
- NAT トラバーサルとファイアウォールに関する議論を追加
- 暗号化キー配布のセキュリティ問題を強調
IANA の考慮事項
- パラメーター登録手順を更新
- 各種 SDP パラメーターの登録要件を明確化
- 新しい登録カテゴリを追加
属性定義
- 一部の属性のセマンティクスを明確化
- 属性使用の例を更新
接続アドレス
- 「c=」行の接続アドレスの使用を明確化
- IPv4 と IPv6 アドレスの表現を明確化
時間記述
- 時間フィールドのセマンティクスを明確化
- NTP タイムスタンプの使用説明を更新
編集上の変更
- 文書構造と可読性を改善
- 現在の実践を反映するよう例を更新
- スペルと文法エラーを修正
- 用語の使用を統一
後方互換性
RFC 4566 は RFC 2327 との後方互換性を維持しています。RFC 2327 に準拠した実装は RFC 4566 に準拠したセッション記述を処理できるべきであり、その逆も同様です。