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付録A. snmpTargetAddrTimeoutとsnmpTargetAddrRetryCountの明確化

混乱を避けるために、snmpTargetAddrTimeoutおよびsnmpTargetAddrRetryCountオブジェクトのセマンティクスを明確に理解する必要があります。

コマンドリクエストまたは通知リクエストの生成に使用される場合:

  • snmpTargetAddrTimeoutは、リクエストをタイムアウトと見なす前に応答を待機する最大時間(100分の1秒単位)を指定します。

  • snmpTargetAddrRetryCountは、諦める前にリクエストを再試行する回数を指定します。

たとえば、アプリケーションがsnmpTargetAddrTimeout = 1500(15秒)およびsnmpTargetAddrRetryCount = 3のターゲットにinform-requestを送信するとします。15秒以内に応答が受信されない場合、リクエストは再試行されます。このプロセスは、応答が受信されるか、リクエストが合計4回試行される(初期試行+3回の再試行)まで続きます。したがって、応答を待機する最大時間は60秒(4×15秒)です(ネットワーク遅延がないと仮定)。

通知(trapまたは未確認のinform)の生成に使用される場合:

  • snmpTargetAddrTimeoutは、応答が期待されないため使用されません。

  • snmpTargetAddrRetryCountも、通知は一度送信され、再試行されないため使用されません。

これらのパラメータは、応答を期待するメッセージの送信(コマンドリクエストとinformリクエスト)にのみ適用されることに注意することが重要です。未確認のtrap通知には適用されません。

さらに、実装は、これらのタイムアウトおよび再試行値が基礎となるトランスポートプロトコルの信頼性特性と相互作用することを認識する必要があります。信頼性の低いトランスポート(UDPなど)の場合、これらのパラメータは再試行メカニズムを提供します。信頼性の高いトランスポート(TCPなど)の場合、トランスポートプロトコル自体が再試行を処理する可能性があり、これらのパラメータの適用性は異なるか制限される可能性があります。

覚えておくべき重要なポイントは次のとおりです:

  1. タイムアウト値: 単一の応答試行を待機する時間。
  2. 再試行カウント: 初期試行が失敗した後の追加の試行回数。
  3. 合計試行回数: 常に再試行カウントより1回多い(初期試行+再試行)。
  4. 範囲: 応答を期待する操作(コマンドリクエスト、informリクエスト)にのみ適用されます。
  5. 適用されない: trap通知や、トランスポートが再試行を処理する信頼性の高いトランスポートを介した操作には適用されません。

これらのセマンティクスを理解することにより、アプリケーションは信頼性が高く効率的なSNMP操作のためにターゲットパラメータを適切に構成できます。