1. はじめに
インターネット管理フレームワークを記述するアーキテクチャ [RFC3411] では、SNMPエンジンが以下の要素で構成されると説明されています:
- ディスパッチャ (Dispatcher)
- メッセージ処理サブシステム (Message Processing Subsystem)
- セキュリティサブシステム (Security Subsystem)
- アクセス制御サブシステム (Access Control Subsystem)
アプリケーションはこれらのサブシステムのサービスを利用します。
本文書で説明するメッセージ処理サブシステムとディスパッチャがアーキテクチャのどこに位置し、アーキテクチャ内の他のサブシステムとどのように相互作用するかを理解するには、SNMPアーキテクチャとその用語を理解することが重要です。読者は [RFC3411] で定義されているSNMPアーキテクチャの説明を読み、理解していることが期待されます。
SNMPエンジン内のディスパッチャは、SNMPメッセージを送受信します。また、SNMP PDUをSNMPアプリケーションにディスパッチします。SNMPメッセージを準備する必要がある場合、またはSNMPメッセージからデータを抽出する必要がある場合、ディスパッチャはこれらのタスクをメッセージ処理サブシステム内のメッセージバージョン固有のメッセージ処理モデルに委任します。
メッセージ処理モデルは、SNMPバージョン固有のメッセージを処理し、処理されているSNMPメッセージに適切なセキュリティが適用されることを保証するために、セキュリティサブシステムとの相互作用を調整する責任があります。
ディスパッチャ、メッセージ処理サブシステム、およびアプリケーション間の相互作用は、SNMPアーキテクチャによって定義された抽象データ要素と抽象サービスインターフェースプリミティブを使用してモデル化されます。
同様に、メッセージ処理サブシステムとセキュリティサブシステム間の相互作用は、SNMPアーキテクチャで定義された抽象データ要素と抽象サービスインターフェースプリミティブを使用してモデル化されます。
本文書のキーワード "MUST"、"MUST NOT"、"REQUIRED"、"SHALL"、"SHALL NOT"、"SHOULD"、"SHOULD NOT"、"RECOMMENDED"、"MAY"、および "OPTIONAL" は、BCP 14、RFC 2119 に記載されているとおりに解釈されるものとします。