13. リンク層の考慮事項 (Link-layer considerations)
13. リンク層の考慮事項 (Link-layer considerations)
本節では、PPP(Point-to-Point Protocol)とともにヘッダー圧縮を使用する場合のリンク層の考慮事項を説明します。
13.1 PPP プロトコル番号 (PPP protocol numbers)
ヘッダー圧縮パケットには以下の PPP プロトコル番号が割り当てられています。
完全ヘッダー: 0x0061
圧縮 TCP: 0x0063
圧縮非 TCP: 0x0065
圧縮 TCP NODELTA: 0x2063
コンテキスト状態: 0x2065
通常の IPv4 および IPv6 パケットは標準の PPP プロトコル番号(IPv4 は 0x0021、IPv6 は 0x0057)を使用します。
13.2 ネゴシエーション (Negotiation)
ヘッダー圧縮パラメーターは PPP の IPCP(Internet Protocol Control Protocol)または IPV6CP(IPv6 Control Protocol)を通じてネゴシエートされます。
ネゴシエートできるパラメーターには以下が含まれます。
- ヘッダー圧縮を有効にするかどうか
- 最大 CID 値
- 16 ビット CID をサポートするかどうか
- 圧縮サブヘッダーの最大長
13.3 パケットフォーマット (Packet format)
PPP を使用する場合、ヘッダー圧縮パケットのフォーマットは以下の通りです。
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
| PPP Protocol (2 octets) |
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
| Compressed header |
| ... |
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
| Payload |
| ... |
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
完全ヘッダーの場合、圧縮ヘッダーには以下が含まれます。
- CID(1 または 2 オクテット)
- 非 TCP の場合: 世代(6 ビット)
- 非圧縮の IP ヘッダーとトランスポート層ヘッダー
圧縮非 TCP ヘッダーの場合、圧縮ヘッダーには以下が含まれます。
- CID(1 または 2 オクテット)
- 世代(6 ビット)
- ランダムに変化するヘッダーフィールド
圧縮 TCP ヘッダーの場合、圧縮ヘッダーには以下が含まれます。
- CID(1 オクテット)
- フラグオクテット(どのフィールドが変化したかを示す)
- 変化したフィールド(前の値との差としてエンコード)